五月一日の大会に先立って行われた前夜祭は、東京体育館で、これまた多数のファンを集めて開かれました。両軍主将の挨拶や、各選手の挨拶につづき、舞台に六名づつの男女スターが座り、華やかな喜劇スターの司会する、「紅白歌合戦」が呼びものでしたが、女装した坊屋三郎さんや、司会の三木のり平さんたちのユニークな司会ぶりに、満員の観客は大喜びでした。

 

(近代映画56年7月号)