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 第四回秋の集い、当後援会のこうした集いもすでに四回、と思うと、感慨無量です。毎回のとおり、お子様連、御年配の方、グループ同志と話に花が咲いている会場でしたが、今回は男性会員がだいぶ目についたのも、なにか雷蔵さんの芸が広範囲の人達に愛され、親しまれて来たと云うことがうかがえて嬉しく思いました。

 午前十一時、いよいよ開幕です。司会はすでに当会では、おなじみの芥川隆行さん。いつもながら流麗なその司会ぶりに場内はすでに楽しい雰囲気にひたっている様子、理事長の御挨拶に次いで、約半年振りにお目にかかる雷蔵さんの登場です。

 ネズミ色の洋服に、エンジとチャコールグレーの縞のネクタイと、一寸すきのないその姿に万雷の拍手をもってお迎えしました。

 「皆様、今日は。この集いも四回目。石の上にも三年といって、その三回も過ぎ、ここに四回目の集いを迎える事は、これから先、長く続く事が出来ると思います。そして皆様と、こうして同じ場所で同じ空気を吸っていると云う事は大変喜ばしく思いますが、今年は御期待にそえる様な作品がなく、残念に思いますが、今年だけで俳優をやめてしまうわけではなく、来年への準備期間で、今はその飛躍台に立っている所ですから、これからを御期待下さい」と御挨拶されました。そうした御挨拶の間にも静に熱心に聞いていらっしゃる皆様の姿には、雷蔵さんもほんとうに満足された事と存じます。

 そして、各雑誌社、後援会、会員さん(遠くはハワイの会員さんや北海道、長崎からもかけつけて下さいました)から美しい花束や、心のこもった贈物をいただき、舞台一面急に賑やかになって行きました。

 

近藤美恵子さんと・・・

弓恵子さんにはお兄様ぶって・・・

 御挨拶に見えた大映の新人の方々には、雷蔵さんは良き先輩振りを発揮して、場内の皆様に人物紹介?をするあたり、実に雷蔵さんの性格がにじみ出ていてほほえましい限りでした。

仁木田鶴子さんと・・・

 そして福引に移ります。雷蔵さんの手にふれる幸運のカード、次々に読み上げられる番号、そのたびに、ため息やら、笑いやら・・・嬉しそうに台にかけ上る活発型、下をむいたまま雷蔵さんに握手していただく純情型、さまざまです。当選の方はほんとうにおめでとう。当らなかった方は次回には必ず当る様お祈りしています。