| 此の日、来会者は入口でバスタオルを一々渡され、先ず庭内プールで水泳を楽しみ、然る後同ホテルのホールで盛大なるパーティが開かれた。 | ||
折よく西下中の大映専務、川口松太郎氏も列席し、「どうせ大した事は出来ないだろうと、高をくくってやって来ましたが、先ずいきなりプールに入れられて、充分体をほぐした後に、酒を出されて、ダンスと云う具合に、今夜は完全にやられました、泥臭い京都の撮影所だからと思ったのが間違いで、こんな洒落た事をするとは思わなかった」と云う意味のテーブル・スピーチを述べて、盛会の裡に幕を閉じた。
（時代映画56年9月号より） |
