寿海丈の舞台での矍鑠たる演技。又雷蔵さんのすばらしいお仕事への情熱が、お奥様、お母様に対する一番の供養と存じます。
そうして、こうしたお人柄をうかがうにつけ、寿海丈にとっては、すべての面でよきお奥様、雷蔵さんにとっては、きびしく、そしてやさしい岡様であった事がうかがわれ、今更ながら、この御急逝が惜しまれてなりません。
心よりの御冥福をお祈りいたします。
その後、歌舞伎座へ寿海丈を訪問いたしますと、大変お元気になられ、舞台をつとめていらっしゃいますが、「寝てもいいから生きていてくれれば・・・」とおっしゃっているお姿が印象的で・・・。
又、雷蔵さんは八日、第二こだまで京都へお帰りになり、お仕事に入られました。 |