昭和三十年度には、俳協京都部に新しく入会して来た若い人々が可なりの数に及んだ。そうした新しい若さと既存の若さが一つとなって、新鮮な溌剌たるエネルギーが次第にその形を作り始めて来た。

 若い世代にとって静止は苦痛であり罪悪でもある。行動し前進する事が若さの特権である。動かざる生気のない協会のよどみには耐えられない。我等のこの若き情熱を結集して協会の一つの推進力ともなり、且つ又、我々自身の若さを大いに讃歌しよう。こう云う意図から、東千代之介(東映)時田一男(東映) 市川雷蔵(大映)勝新太郎(大映) 北上弥太郎(松竹)の五名が集って、青年部結成の準備会を開いたのである。

 十二月四日夕、円山蘇鉄庵にて発会を兼ねて第一回の例会を開催。青年部入部資格は、男子四十才以下、女子三十才以上で、当日各社より多数の参加を得て、和気藹々の仲にも有意義な会となった。

 月形・高田東西部長の激励の辞に依って、青年部の発会は祝福されたのである。