ここ祝賀会会場は、市中央部に近代建築の粋をほこる市民会館のホール。今日のプログラムは一週間の記念行事中随一のものとあって、客席をうめる主催者側招待のお客様も、幕開き前からその賑やかさも一入です。
丹羽・阿井・中村豊の皆さんによる「三番叟」。小林勝彦・中村豊さんの殺陣「田村」につづいて、いよいよ「お祭り」の開幕。前びきの三味線につれ、清元が流れ・・・いきなり鳶頭の雷蔵さんに芸者の浦路洋子・藤原礼子さん等十名の女優陣、祭半纏の親刀会男優多数がからむ豪華さ!
雷蔵さんの美しさに思わずもれてくる溜息、ためいき、そしてしばし水を打った様な静けさ
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と、その時「待ってました!」の掛声「待っていた?待っていたとはありがてェー、おうかたあいつの事だろう」と、うけた雷蔵さんの台詞も名調子!!(この掛声の主は小林勝彦さ、中村豊のお二人と後で判明)
完全に客席を魅了した舞台でした。 |