服部佳/ケイ(はっとり けい)

1932年7月7日/東京都 本名服部佳子/前名服部佳

早稲田大学大学院演劇研修科で演劇を学んだ後、ロンドン大学サマースクールで演劇・文学コースをも学ぶ。55年日活撮影所製作部に入社。数年後脚本部に移籍。64年大映映画「忍びの者・伊賀屋敷」でデビュー。「刺青一代」()、「女の賭場」()、「ごんたくれ」()などの映画脚本を執筆し、日活を退社、脚本契約に移籍。68年よりフリーとなり、以後テレビ映画・ドラマの売れっ子脚本家として活躍。「木枯らし紋次郎」「松本清張シリーズ」「東芝日曜劇場」「塚本次郎の夏」を執筆。この間、映画「座頭市」()、「霧の旗」()、「あゝ野麦峠」()も手がける。戯曲は80年より始め、「唐人お吉」(帝劇)、「花嫁」(明治座)などがある。90年9月「演劇企画K」を旗上げした。T.ウイリアムズと自作の書きおろし演出という二本立が特長。

79年年間代表シナリオ「あゝ野麦峠」。