長谷部慶次(はせべ けいじ)

1914年10月8日/山形県酒田市

酒田高商卒業後上京し、37年東宝撮影所入社。45年東宝の録音部から演出部へ移り、51年エイトプロダクションなどに参加。以後シナリオを書く。57年大映と契約、60年日活と契約。68年以後フリー。主な作品に大映「炎上」(58年)、日活「にっぽん昆虫記」(62年)、「赤い殺意」()、「わかれ」(67年)、「神々の深き欲望」(68年)、東宝「忍ぶ川」(72年)、「はなれ瞽女おりん」(77年)など。

58・64・68年のシナリオ賞、72年度年間代表シナリオを「忍ぶ川」で、77年年度は「はなれ瞽女おりん」で受賞している。63年第14回ブルーリボン賞脚本賞を「にっぽん昆虫記」、62年第17回芸術祭賞奨励賞(演劇部門)を「パラジー神々と豚」で、67年第17回芸術祭賞奨励賞(テレビドラマ部門)を「わかれ」、68年第23回毎日映画コンクール脚本賞を「神々の深き欲望」、72年第18回キネマ旬報賞・脚本賞を「忍ぶ川」で受賞するなど、脚本賞を多数受賞している。