岡本健一(おかもと けんいち)

1914年4月22日/京都市嵯峨野

34年カメラマンを目ざして独立プロ・京都映音の現像所入り。以来、東宝、JOスタジオ、新興キネマ、17年大映と照明一筋。黒澤明｢羅生門｣()、吉村公三郎｢西陣の姉妹｣()、溝口健二｢雨月物語｣()、｢山椒大夫｣()、｢近松物語｣()、市川崑｢炎上｣(58年)、｢破戒｣()などで宮川一夫カメラマンと組んで名人芸をみせた。64年退社。ほかの代表作に｢雪之丞変化｣、｢愛のコリーダ｣()などがある。

81年第5回山路ふみ子映画功労賞を受賞し、89年には勲四等瑞宝章を授章している。