本多 省三

-大映京都の黄金時代を支えたカメラマンの本多省三(ほんだ・しょうぞう、本名本田省三)氏が22日午前2時51分、肺炎のため宇治市の病院で亡くなった。86歳。京都市出身。自宅は宇治市神明宮北50の71。葬儀・告別式は24日正午から城陽市寺田垣内後15の1、城陽シティーホールで。喪主は妻富美枝(ふみえ)さん。 -

1930年に日活京都撮影所に入社し、宮川一夫カメラマンのチーフ助手として活躍。太平洋戦争中は従軍カメラマンとしてラバウルに赴いた。戦後、大映京都撮影所入社。衣笠貞之助監督の「名月走馬燈」でデビュー。森一生、三隅研次ら監督と組み、昭和30年代の大映京都黄金期に活躍した。代表作は市川雷蔵主演「薄桜記」「斬る」などで、53作品を残した。大映倒産とともに一線を退いたが、大映OBの精神的支えとして慕われた。

1956.12.12 あばれ鳶
1957.07.02 弥太郎笠
1957.08.06 万五郎天狗
1957.09.21 稲妻街道
1959.06.03 次郎長富士
1959.11.22 薄桜記
1960.02.17 濡れ髪喧嘩旅
1961.01.03 花くらべ狸道中
1961.04.05 おけさ唄えば
1961.05.17 大菩薩峠・完結篇
1961.10.14 新源氏物語
1962.07.01 斬る
1963.01.03 新選組始末記
1963.04.21 第三の影武者
1964.04.18 昨日消えた男
1965.08.14 若親分出獄