浦路洋子

1936年1月28日/和歌山県

本名 成川陽子 宝塚の娘役スターから大映入社のコースをたどった人である。その点、彼女の大先輩である音羽信子と同じであるが、彼女は本格的な大女優となることなく消えていった。和歌山県立星林女子高校を卒業して、宝塚に入団。しとやかな容姿と美声で、娘役として大活躍した。

56年大映入社。勝新太郎主演「不知火奉行」でデビュー。次いで、三益愛子の“母もの”「母白雪」で、再び勝新太郎と共演。58年、市川雷蔵主演「炎上」、60年、若尾文子主演「安珍と清姫」等の大作に準主役として出演。清純でつつましやかな持ち味が認められた。また、一方では中編時代劇のヒロイン、準主役としてもお姫様役から下町娘まで、幅広く活躍して根強い人気があった。

1957.07.02 弥太郎笠
1957.08.06 万五郎天狗
1957.09.21 稲妻街道
1957.12.15 桃太郎
1958.01.09 月姫系図
1958.02.05 花太郎呪文
1958.04.16 旅は気まぐれ 風まかせ
1958.04.29 命を賭ける男
1958.07.13 女狐風呂
1958.08.19 炎上
1959.01.14 遊太郎巷談
1959.04.21 嬢吉三
1960.02.17 濡れ髪喧嘩旅
1960.08.09 安珍と清姫
1960.11.22 忠直卿行状記
1961.01.03 花くらべ狸道中
1961.03.21 好色一代男
1961.11.19 かげろう侍
1962.01.03 女と三悪人
1962.08.12 長脇差忠臣蔵