『新・平家物語』(しんへいけものがたり)は、『平家物語』を題材とした吉川英治の小説。1950年から1957年まで「週刊朝日」に連載された。

 『平家物語』だけでなく『保元物語』『平治物語』『義経記』『玉葉』など複数の古典をベースにしながら、より一貫した長いスパンで源平両氏や奥州藤原氏、公家などの盛衰を描いた作品。また西行や文覚など、権力闘争の外にあった同時代人や庶民たちの視点も加え、それまで怨霊の代表格であった崇徳上皇を時代に翻弄される心優しい人物として描くなど、新しい視点から「それまでにない大量殺戮の」時代を描いている。
 1955年、1956年に大映で映画化されたほか、NHKで1972年に大河ドラマ、1993年〜1994年に人形劇として映像化された。