邦画各社では正月用宣伝写真の準備を急いでいるが、大映京都でも青春スターを動員、上賀茂神社の境内を舞台に時ならぬ正月風景をくりひろげた。

 すでに製作に着手した正月映画『銭形平次・雪女の足跡』(監督加戸敏)『人肌牡丹』(監督森一生)らの忙しい撮影スケジュールの合間に行われた撮影だが、それでも(写真右から)三田登喜子、阿井美千子、勝新太郎、中村玉緒、市川雷蔵、美川純子、島田竜三、浦路洋子らの京撮トップスターが晴れの衣装で勢ぞろい“おめでとう”“おめでとう”と集ったファンを面くらわせた。

(サンケイスポーツ 58年11月12日)