真剣な質問や面白い質問で、場内がいつしかなごやかな雰囲気につつまれて行く。その質問のニ、三を聞いてみましょう。
「機嫌が悪いとサインをしないそうですが・・・」
「人間は感情の動物ですから、その時、仕事の事や、何か考え事をしている時等その時の状態によります。」男性会員さんは、男性だけでグループを作ろうと思ったけど、少人数なので断念したと話をした後、・・・
「自分で雷蔵さんの似顔絵を書いて来ているが、それにサインをしていただきたいのですが、今日の御機嫌はいかがでしょうか?」の質問に笑と拍手。
「ボクの後援会の年二回の集いですから最高です」と云われて出された似顔絵にサインをされました。
芥川さんに「貴女何御質問ありませんか」と聞かれた会員さん「別にありません」と答えると・・・
「そう、僕のすべてがいいんですね」と答えられる雷蔵さんです。
「早く結婚されるといいと思います」と云う希望が出ると・・・
「早く結婚した方がいいという人ほど内心は結婚しない方がいいと思っているではないですか」と反問するあたりは雷蔵さんの面目をいかんなく発揮?
又、来日中のロスアンゼルスの中老の婦人も片言で「アメリカ本土にも是非来て下さる様」と云われているのも印象的でした。
その他、お仕事の話、野球から相撲にいたるまで予定の時間以上かかると云う有様。福引が始まると、雷蔵さんの引く番号に一喜一憂・・・。
映画になると、十八日封切られた「歌行燈」の予告についで、「新平家物語」(二部は、「旅は気まぐれ風まかせ」)を上映する。そして、いよいよお待兼ねの殺陣「田村」。