66年がもうはじまった

    

 

 秋の声をきくと、早くも映画界は新しい年の準備に入ります。お正月映画の企画が慎重に検討され、新しい年の新しい映画作りの方針がうち出されていきます。

 その先陣をうけたまわって、まず第一に製作されるのが、新しい年のカレンダーです。大映ファン待望の1966年度のカレンダーが、ごらんのように堂々たる顔ぶれで完成しました。

 すでに、映画界のカレンダーとしては、大映カレンダーが抜群との定評をうけていますが、今年も例年のごとく、写真界の第一人者、秋山庄太郎先生の撮影によるカラー作品が、豪華絢爛の十二枚組みB全版カレンダーを完成しました。

 可憐なお正月の晴れ姿で並んだ、大映のほこる青春スター、高田美和、姿美千子のご両人の一月にはじまって、以下順を追うと。


二月 田宮 二郎
三月 林 千鶴・本郷功 次郎・東 京子
四月 船越 英二・藤村 志保
五月 市川 雷蔵
六月 若尾 文子
七月 倉石 功・滝 瑛子・明星 雅子・渚 まゆみ
八月 江波 杏子・藤巻 潤
九月 勝 新太郎
十月 宇津井 健・坪内 ミキ子
十一月 京 マチ子
十二月 長谷川 町子・川崎 敬三・丸井 太郎・霧立 はるみ・青山 良彦

 とベテラン、ホープを加えのまさに素晴しき顔ぶれで、66年度も、また大映の爆走の年を約束しているかのようなたのもしさです。

 超高級天然色印刷のため、発行部数に制限がありますが、大映ファン各位に、350円でおわけ致します。ご希望の方は、なるべくお早めに、もよりの大映系映画館でご予約ください。

 新しい年の明るい日々を、大映スターとともに送っていただくことが、大映スターならびに製作スタッフの歓びとするところです。

 なお、ご予約くださった方には十一月中旬頃までに、お手もとに届くこととなっております。

  

(大映グラフNo27より)