こういう世界に入ったおかげで、プロ野球ファンとして十年間の間に、色々なプロ野球選手と知りあいになれました。特に、最近はバタバタと知るようになりました。知人の紹介か、スタジオ見学の折に話すようになるのですが、阪神の井崎、並木選手などとは、特にこんいにしています。前の藤村監督はあまり知りませんが、今のカイザー田中監督は特にこんいにしています。

以前は阪神が負けるとただ口惜しがったものですが、今では、ファンとしても成長したのでしょうか、そんな事はありません。

解説をきいたり、本を読んだりして、野球そのものに理屈をつけて考えながら見る癖が、今のファンにはついたようですが、僕も例外ではありません。色々と、種々の情勢を綜合的に判断して試合を見るので、ひとかどの通になって来ました。従って、やたら興奮しないで試合を見られるようになって来たのです。こういう事がファンとして成長して来たといえるのでしょう。

また、選手とあまり親しくなりすぎて、私情をさしはさむと、純粋なファンの気持になれないので、試合の時には、選手への感情を殺すようにしています。

仕事が忙しくて、ナイターでさえも見る機会がありませんが、時間がゆるせば、欠かさずテレビの前に座って放送を見るようにしているのです。

夏が過ぎ、秋ともなれば、また、やる方にも精を出しましょう。春にスタートした契約者チームの第一戦では、二十五人全部を、打たせたり守らせたり、ゲームも一点差という面白い経過を持たせたのですから、監督としての手腕はほめられていいと思います。こんな苦労をすると、選手として出ていた方が気が楽だと思ったりもします。

テレビでは、ケントウやスモウ、テニスも見ます。しかし、やるとなると、すすめられているゴルフをソロソロやろうかと思うほどオシリが重いのですから、この野球だけは、僕にとって、よほど愉しいものといわなければなりません。また、テニスでもやればいいお嫁さんが見つかるかもしれないので、やってみようかとも思っていますが・・・。

皇太子さんがテニスで、菅原謙二さんがゴルフでお嫁さんを見つけたのですから・・・僕の野球では、お嫁さんはみつからないものでしょうか・・・?

とにあれ、野球は、やってよし見て愉しです。