セットの合間のひととき。島監督をはじめ、共演者の淡島さんや、見学にきた成年さんも交えて、話に花が咲きます。

 さあ、皆さんにお茶をサービスしましょう。

 

 お弟子入りした日、淡島さんとは初対面。「こんなところでどうも」
 
 お食事が終りました。早速、お茶を一つ。「ほんまに、ええお弟子さんやなあ」先生もご満悦。

「先生危のうございます」

「おおきに、まるでお爺さんみたいやな」
 「先生よろしいですか」
 「もうちょっとおこして」

                                     56年3月発行 平凡スタアグラフより