ひろびろとしたハイウェーにメッサーシュミット。ちょっと日本ばなれした風景です。

この道路が完成すれば、名古屋神戸間百八十八粁は二時間でぶっとばすことができるようになります。

昭和三十八年に完成の予定です。

残念ながら、今のところ出来あがっているのは4.3キロ。

一般の車は通しませんので、近代的万里の長城は近くの子供たちのいい遊び場になっています。

予算は1千億。1メートルあたり50万円もかかっているといわれます。

(明星61年4月号)

 メッサーシュミット(三輪自動車)

 第二次世界大戦中に、ドイツのメッサーシュミット航空機会社でエンジニアとして働いていたフリッツ・フェンドは終戦後の1946年に、自らの発想から一人乗りで全天候型の足漕ぎ式「3輪車」を開発した。その後48年に、「3輪車」にフィヒテル&ザックス製のモペットバイク用2ストエンジンを搭載した“フェンド・フリッツアー”という「3輪自動車」を開発し、生産されるようになった。

 1952年になると、三輪自動車に目を付けたメッサーシュミット社が、フリッツ・フェンドからの協同事業の申し出に応じて車の改良に取り掛かかり、53年ザックス製2スト175ccユニットを搭載した2人乗りのカビネン・ローラー(キャビン・スクーター)“メッサーシュミットKR175”が発売された。“メッサーシュミット”は、安価で効率の良い超小型3輪自動車として、その名を轟かすことになった。

名神高速道路(めいしんこうそくどうろ、MEISHIN EXPRESSWAY)

 愛知県小牧市の小牧ICを起点とし、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府を経由し兵庫県西宮市の西宮ICへ至る、高速道路(高速自動車国道)である。名神高速または単に名神(英語: MEISHIN EXPWY,MEISHIN)と略される。国土開発幹線自動車道の路線名は中央自動車道西宮線であり、この一部区間である。なお、小牧-吹田はアジアハイウェイ1号線にも指定されている。

 栗東-尼崎71.1kmは、1963年7月16日に日本初の都市間高速道路として開通した区間である。1965年7月1日に小牧-西宮の全線が開通した。開通当初は高速道路自体が観光名所となっていたため、路肩に自動車を止めて弁当を広げたり記念撮影したりするなど、今となっては長閑なエピソードも残されている。また自動車の性能が高速連続走行に耐えられず、オーバーヒートなど故障する車が続出していた。(フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より)