「京都市民映画祭」で主演男優賞を贈られる雷蔵

 京都市民映画祭の主演男優賞は、昨年度の『剣』の演技によって市川雷蔵が獲得しました。すでに受賞なれしているといった感じの雷蔵ですが、授賞式につづく祝賀パーティでは、さすがにうれしそうなわれらの雷蔵でした。

(大映グラフNo.20 65年3月発行より)

京都市民映画祭: 京都市で開催されていた日本映画の映画祭。テレビドラマも表彰されていた。 松竹・大映・東映・東宝・日活が鎬を削っていた京都でで製作された映画から、毎年11月に部門毎に優秀賞を贈呈。京都の映画産業が大きかった時代には、全国的な賞として取り上げられていた。1978年4月6日に日本アカデミー賞が催されると、同映画祭は1977年を最後に、1978年以降は開催されなくなった。しかし東映太秦映画村はこの事業を継承し、1999年以降は京都映画祭に引き継がれ、隔年で表彰している。