はやめに撮影が終わったある夕方、雷蔵さんのお宅にブラリとやってきた気軽なお客さま−

 久しぶりに京都に姿をみせた若尾ちゃんです。「おみやげなんてもってこないわよ」「アア、こっちかて何もださへんで」といつもながらの冗談をいいあって、あいかわらずの仲よしぶり。共演作品のことやら、食べ物のことなど、いつまでもたのしい話題がつきない二人です。

 

 

 「どや、やっぱり京都の漬物はうまいやろ?」「・・・“お茶漬の味”っていい言葉ね」日がくれると、まだコタツが恋しい京都の早春です。

 

 
 二人がおりから撮影中の『好色一代男』の小道具を借りてきて仲よく研究です。