(1) お茶お花の流儀は?
別に流儀と云う程習っていませんが、十一月には京都の青年部の皆さんと裏千家に行きました。
(2) 洋服をお作りになる時は、東京でお作りになりますか、京都ですか?
洋服は京都撮影所の所内の洋服屋にて作ります。
(3) この頃髪を慎太郎刈みたいに短くされましたが、どう云うお気持ちからですか?
慎太郎刈ではありません、前からある半バックです。かつらをつける時に都合のいい様に短く致しました。
(4) ワイシャツのカラーは何インチですか?
十四吋半。(1インチ=2.54センチ、14.5=36.83センチ、約37センチ)
(5) 『月形半平太』の時、随分おやせになってみえましたが何貫位ありますか?
別に変ってはいません。十五貫五百。(1貫=3.75キログラム、15.5=58.13キロ)
(6) 新平家の時、乗馬をお稽古さなったそうですがその後も続けていらっしゃいますか?
時々乗ります。
(7) 台本をもらってクランクインする迄に何回位読みますか、作品によって違うと思いますが?
本の出来る都合にて一週間位、時には二日位にて撮影開始になる時もあります。
(8) “頼朝の死”、“鳥辺山心中”、毎日新聞連載“新忠臣蔵”の浅野内匠頭、娯楽読売の“浪人囃子”等の作品を演じていただきたいと希望しておりますが、私達の夢は中々叶いません。是非実現させるにはどこへ投書したらよろしいかお知恵を拝借したいと存じます。
東京大映本社の方に手紙を出して下さい。