成長した・・・という言葉があれば、今の雷蔵さんにあてはまるぐらい雷蔵さんは演技の面にも、人間的にも成長しつつある。

 人間はだれでも何かのきっかけがなければ、中々過去を見る事がない。今、雷蔵さんの出演作品五十本目といわれて、改めて成長した事を認めている。

 上り坂には必ず下り坂がある。若いうちになんでも研究し、身にけてこれからも益々、演技的にも人間的にも多くの人達に愛される雷蔵さんになってもらいたいものである。

(よ志哉8号より)