「東京にもまだこんなにのどかなところがあったのかね、オドロイたよ。それに料金が只とは、せちがらいこの世の中にめずらしいことですわ・・・」
雷蔵さんは公営の渡船にすっかりゴギゲンです。江戸の名残りを佃島にもとめて、東京の旅情をほんのちょっぴり味わった半日でした。
渡船から降りれば陸は暑さが激しい