名コンビ対談

ただしおごるのは東京で

雷蔵: 洋子ちゃんこんどいいとこにつれてってあげようか?

浦路: ええ、どんなとこ・・・?

雷蔵: 東京にな、ホテルの地下でね、スカンジナビア料理をだすとこがあるんや、いろいろと沢山、山盛りになっていてね、自分ですきなのをとって食べるんだぇど、これがちょいとイカスンや(笑)

浦路: あら、おいしそうね(笑)いまや食欲の秋ですものね、うんと食べられるわ。

雷蔵: ただしやな東京での話や、だからぐうぜん一緒になったらな(笑)

浦路: なあーんだ、またひっかかっちゃったわ。

雷蔵: ハハハ・・・さあ、も。

浦路: あのね、雷蔵さん。

雷蔵: うん、なんや?

浦路: ボカーン(笑)

雷蔵: こらッ

浦路: フフフ・・・やっと仕返ししたわ、ああ嬉しい(笑)

浦路: やめたーと(笑)雷蔵さんたら茶化してばかりいるんですもの。

(58年9月発行平凡増刊号より)