「雷さま、雨が・・・」 「カコちゃん、ぬれてゆこうよ」
キンキラきれいな櫛かんざし、だらりの帯もあでやかな恵子ちゃんに、ニッコリ笑って寄りそうのは月と星の紋どころ。イキな着流しの雷蔵さん、思わずタメイキが出るようななやましい春のおぼろ夜です。