祇園の春はたそがれの 入り陽をうける東山 おぼろおぼろとなる鐘の音と 鶯の声にのってやってきます

加の子の春は相惚れの 鳴滝の吉哉旦那がもってきます 二人逢う瀬の楽しさは

 時のたつのも白梅の つぼみに恋の恥らいを いつしかくれた宵闇が そっとつつんでおくものを

 苦労知らずの春風がいつか匂いをかぎつけて 浮世にうわさの種をまき 無理を通して黒板塀の松に 桜の花咲かす

といった調子でお酒の値段は1Lいくらなんてことはいっさい考えないで見て頂きたい デラックスグラフであります

 

あれ うぐいすが見てますものを