京都情緒を漂わせる、友禅染は桂離宮をはるかにのぞむ桂川の畔で、美しくなびいています。古い伝統を持つこの京友禅は古都にふさわしい手工業の一つとして今もなお続けられ尊重されています。

「若き日の信長」で相変らず颯爽たる演技をしめす、市川雷蔵さんも今日はラフなスタイルで“友禅染”の見学に出かけました。ひらひらと風に舞う美しい染物に見とれながら「時代はどんどん新しいものを造って行くが、伝統のある美しいものは、いつまでも残したいものだ」としみじみと語りました。