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映画の中の日本文学 Part 3

Japanese Literature in Film Part 3

 世界の映画史をひもとけば、どの国の映画も、そこで生まれた優れた文学作品を糧として発展してきたことが分かります。映画大国日本も例外ではなく、その百年以上にわたる歴史を通じて、さまざまな文学者たちの残したテクストが脚本家や監督たちを絶えず刺激してきました。
 フィルムセンターでは、一昨年より展覧会と上映会からなるシリーズ企画「映画の中の日本文学」を開催してまいりましたが、その3回目で最終回となるこのPart3では、戦後期に活躍した作家たちの原作による映画作品に焦点を当てて、個々の文学作品が各時代の文化状況の中でいかに一本の映画に“翻訳”されたかを、45本(43プログラム)の名作を通じてたどります。フィルムセンター展示室にて開催の展覧会「映画資料でみる 映画の中の日本文学Part 3」(4月6日〜6月20日)とあわせてお楽しみ下さい。
4/15(木) 4:00pm 4/23(金) 7:00pm

眠狂四郎殺法帖/原作 柴田錬三郎
(84分・35mm・カラー)

1956年の「週刊新潮」創刊号から連載された「眠狂四郎」シリーズの、鶴田浩二主演の2本に次ぐ二度目の映画化で、市川雷蔵の主演12本のうち『殺法帖』は1本目である。雷蔵の死後、さらに松方弘樹主演で2本作られたが、狂四郎のニヒルな妖美には雷蔵が最も似合った。

'63(大映)(監)田中徳三(脚)星川清司(撮)牧浦地志(美)内藤昭(音)小杉太一郎(出)市川雷藏、中村玉緒、城健三朗、小林勝彦、見国一、扇町景子、真城千都世、沢村宗之助、荒木忍、南部彰三

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