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MOVIES OF KON ICHIKAWA |
監督のフィルモグラフィーを年代別に分け代表作をセレクトしてお届け。時代の変遷と共に様々な試みに挑戦して映画を作り続けたパイオニア、市川崑監督の魅力に迫る総力特集です。 |
雪之丞変化 1963年115分カラー 〜長谷川一夫の出演三百本記念映画。勝新、雷蔵など大映のスターが勢揃いした豪華版で、三上於菟吉の人気時代小説の3度目の映画化。長崎の豪商である父親を陥れて死に追いやった政商たちに復讐するために、息子・雪之丞(長谷川)が歌舞伎の女形なって仇討ちの機会を狙う。'35年松竹版で3役をこなした長谷川一夫(当時は林長二郎)が、ここでも雪之丞と闇太郎の二役を演じる。〜
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ぼんち 1960年106分カラー 〜山崎豊子の原作を、監督・市川崑、主演・市川雷蔵の「炎上」コンビで映画化。老舗の足袋問屋の若旦那が放埓な女性遍歴を重ね、商魂を培ってゆく様を雷蔵がひょうひょうと妙演。四代続いた船場の足袋問屋河内屋の跡取り息子・喜久治(市川)は、店を取り仕切る祖母と母の言うままに生きている。父の死で五代目となった喜久治は、芸者のぽん太(若尾)と幾子(草笛)を愛人にし、さらにカフェの女優・比佐子(越路吹雪)ともいい仲になり・・・。〜
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土曜・日曜朝7時のスタア映画
容姿端麗。眉目秀麗。その圧倒的な存在感で雲の上の存在だった昭和20〜30年代の映画スタア総勢24人の作品を厳選。 | ||
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あのころ、銀幕の中のスタアが恋人だった―。現在のシニア世代が青春を謳歌した昭和20〜30年代に、人々の憧れの眼差しを一身に受けて輝いた往年のスタア俳優たち。
容姿端麗、眉目秀麗。雲の上の存在たる映画スタア総勢24人が、20〜30代の若き日に主演し、フィルモグラフィーの中でも“隠れた名作”と呼ばれる作品をセレクト。各作品の放送前には、スタアたちのポートレートと簡単なプロフィールを紹介するコーナーがあります。 |
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陸軍中野学校 1966年97分モノクロ 〜「陸軍中野学校」シリーズの1作目。「刺青」の増村保造監督が、実在したスパイ養成機関の活動をリアルに描いたドキュメント風の作品。市川のクールな魅力が話題になった。昭和13年、陸軍少尉の三好次郎(市川)ら18名は、スパイ養成学校に入れられ、その日から外部との連絡を一切絶って訓練を受けることになった。しかし訓練も終わりに近づく頃、次郎の前に英国のスパイとなった婚約者の雪子(小川)が現れる…。〜
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花頭巾 1956年84分モノクロ 〜江戸、芝愛宕下の旗本・竜ケ瀬逸当(羅門光三郎)の屋敷に、琉球の貿易商・御獄の間那志(石黒達也)、幕府御用達商人・大隅屋与兵衛(東良之助)、廻船問屋・団屋弥市(大邦一公)、島津家浪人・中迫丹下(杉山昌三九)らが不安げな顔を揃えていた。彼らは3年前、島津家が琉球王国を襲った際、裏切り、内通で、手を貸し、王家按司金丸一族を皆殺しに追い込んだ一味だった。王家に忠誠を誓う琉球人の結社・竜潭党の腕利きたちが堺の豪商・赤平乗昌(黒川彌太郎)に伴われて江戸入りすると聞き、箱根にて丹下の配下が迎撃したが、逆に散々に痛めつけられてしまったのだ。不安におびえるその時、裏庭に現れた花模様の小袖の怪少年が琉球の双刃の短剣を打ち込み、姿を消した。そしてついに、大隈屋が襲われた。顔を花頭巾に包んだ王家の次女・由美(山本富士子)と、かの怪少年・朱童子(林成年)を眼にするや、恐怖のあまり大隈屋は燈油を浴びて狂死してしまう。だが由美も駈けつけた丹下に腕を斬られ危ういところを、通りがかった町道場師範代の矢波弦太郎(市川雷蔵)に救われた。弦太郎は、彼女の身分と復仇の決意を知り、助勢を誓った……。〜
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柳生連也斎 秘伝月影抄 1956年85分モノクロ 〜放浪の名剣士・宮本武蔵(黒川弥太郎)は、仕官を希望する尾張藩主義直の前で豪快な腕前を見せ、満座の感嘆を集めるが、同家指南役・柳生兵庫介(佐々木孝丸)の一言によってその願いは打ち破られてしまった。武蔵は、剣を教えた鈴木綱四郎(勝新太郎)に、不敗剣理「見切り」の秘太刀を授けてその地を立ち去った。ある日、綱四郎は重臣たちから若殿・光義(林成年)の師範代として推挙されるが、光義が選んだのは兵庫介の息子・兵介(市川雷蔵)であった。兵介は、綱四郎とは互いに並び称される剣の腕を持つ幼馴染みであったが、この一件で、綱四郎が思いを寄せる料亭の看板娘・美和(角梨枝子)の心は完全に兵介一人へと傾いてしまう。綱四郎は次第に兵介に対する闘志と敵意を激しく燃え上がらせていく。そんな中、兵介は江戸へ立つこととなったが・・・〜
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浅太郎鴉 1956年87分モノクロ 〜国定忠治(黒川弥太郎)の子分・板割の朝太郎(市川雷蔵)は、行方不明のいとこの徳二郎(舟木洋一)を探しに旅に出る。松代の宿場の賭場で再会するが、徳次郎は、親分・土手の喜太郎(杉山昌三九)に殺される。怒る浅太郎を喜太郎一味が取り囲む。朝太郎は喜太郎を斬ったが、傷を負い、山中に逃れて気を失った。そこへ、以前、喜太郎の子分に絡まれているところを救った百姓娘・おみよ(瑳嵯三智子)が通りかかり、朝太郎は助けられた。やがて、忠治が赤城山に立て篭もったという報せが入り、浅太郎はおみよと別れ、忠次のもとへ向かった。〜
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濡れ髪剣法 1958年89分モノクロ 〜遠州佐伯藩松平家の若殿・源之助(市川雷蔵)は、剣の腕は家中一であるとうぬぼれていたが、許婚である小田切家の息女・鶴姫(八千草薫)と近習の林主水(小堀明男)に散々に痛めつけられてしまう。これにショックを受けた源之助は己の真の実力を試すべく、単身城を抜け出して、江戸へと向かった。そして慣れない道中、江戸で人入れ稼業を営む大和屋弥七に気に入られた源之助は、名を源平と変えて彼の乾分となった。また弥七の娘・おみね(中村玉緒)はそんな源平に好意を抱くようになっていた。ある日、源平はひょんなことから江戸家老・安藤将監(香川良介)の若党にやとわれることとなるが、その将監は、お家乗っ取りを画策していた。それを知った源之助は・・・〜
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濡れ髪三度笠 1959年99分カラー 〜十一代将軍松平家斉の第38番目の若君・長之助(本郷功次郎)は、幼少より岡崎藩に預けられていたが、思いがけず甲州鷹取藩五万一千石の城主の座に就くことが決まった。長之助を庇護してきた老臣・久保寺平左衛門(小川虎之助)は質素ながらも供揃えを仕立てて長之助に従い、江戸へ向かった。同じ頃、旅鴉の半次郎(市川雷蔵)、半次郎に惚れ抜いたお蔦(淡路恵子)、島田宿へ身売りの旅にある田舎娘・おさき(中村玉緒)も同じ道中にいた。そんななか、長之助は刺客に襲われるが、半次郎によって助けられた。刺客は、自分の孫を藩主として推挙しようと企てる堀備前守(尾上栄五郎)の手のものであった。行列から離れた長之助は、やくざ姿に変装して半次郎らの一行と行動を共にして江戸を目指すこととなる。〜
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浮かれ三度笠 1959年99カラー 〜将軍職を吉宗と争って破れた尾張大納言・宗春は諸国の不満を抱く大名を誘い、不穏な動きを見せていた。それを察知した吉宗は甥の松平与一郎(市川雷蔵)と、宗春の息女・菊姫(中村玉緒)を縁組させ、宗春の気を静めようとした。だが、菊姫は与一郎が道楽者だとの悪評を聞き、これを承諾せず、父の暴挙を止めさせようと腰元の渚を伴って江戸屋敷を飛び出して名古屋へと向かった。そして菊姫出奔を知った与一郎までもが無断で屋敷から姿を消してしまう。渚の恋人・楠見兵馬(本郷功次郎)は、事態に慌てた両家から命じられて二人の探索に当たることになった。その道中、陽気な旅鴉・やらずの与三郎と出会うが・・・〜
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銭形平次捕物控 人肌蜘蛛 1956年83分カラー 〜風雨の激しいある晩、江戸の沖合いを二人の男が岸に向かって必死に泳いでいた。一人は松五郎、もう一人は新吉(夏目俊二)。佃島を脱出してきた囚人であった。だが松五郎は追手の銃弾を受け、水中に没した。翌日、隅田川の川べりに匕首を刺された死体があがる。やがてその死体は医師・宝井宗庵であることが判明し、与力の笹野新三郎から島破りの一件と死体の話を聞いた銭形平次(長谷川一夫)はかつて起こった事件を思い出す。数年前、平次は材木の不正取引事件を扱い、その手先として捕らえたのが松五郎と新吉だったのだ。平次はさらにその背後に潜む伊勢屋、尾張屋、そして上総屋といった大商人に探索の手を伸ばそうとするが、当時の当番奉行によって差し止められたという経緯があった。そして死んだ宗庵も一味の一人に含まれていたのだ。その頃、上州から来た焼物師の新次郎(市川雷蔵)は、お絹と出会う。お絹は上総屋の奉公人だと名乗るが、実は上総屋の一人娘だった・・・〜
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花眠狂四郎無頼控 魔性の肌 1967年88分カラー 〜眠狂四郎(市川雷蔵)は、闕所物奉行・朝比奈修理亮(金子信雄)から京都御所へ運ぶ献上品の警護を懇願されたが、それを拒否する。だが、狂四郎は余命いくばくもない姉が京都の尼寺にいることを聞きつけ、京都へと向かった。一方、江戸を旅立った献上品警護の一行は、三枝右近(成田三樹夫)を首領とする隠れキリシタンの一派・黒指党の襲撃を受けた。彼らが宝物と崇める南蛮渡来の純金のクルスを奪還するためであった。さらに、黒指党は二人の女を使って狂四郎を狙う!〜
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中島貞夫の邦画指定席 水曜19:00〜 |