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名作映画鑑賞会

蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集

 
 現在、映画上映のデジタル化が急速に進んでいます。映画を保存するフィルム・アーカイブ、美術館、地域に密着した映画館など、地域の映画・映像文化を担う施設や団体が集まるコミュニティシネマセンターは、映画のデジタル化が進むなかで、古今の多様な作品の上映を確保するため、今後もフィルムでの上映環境を保ち続けるための「Fシネマ・プロジェクト」を立ち上げました。

 この「蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集」は、フィルムセンターとの共催でFシネマ・プロジェクトの一環として開催し、全国を巡回する企画です。

 東京国立近代美術館フィルムセンターは、国立の映画施設として、充実したプログラムの上映企画を行う一方で、フィルムの修復・復元にも力を入れています。

 近年は、各映画会社との協力のもと、デジタル技術を活用したフィルムの修復・復元に取り組んでいます。今回の特集は、フィルムセンターのデジタル復元作品を中心に、その成果を一挙公開するものです。

 鮮やかに蘇ったフィルムの魅力をご堪能ください。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

12/7(土) 新・平家物語 [デジタル復元版]
1955(昭和30)年 大映京都 107分 カラー
監督/溝口健二  出演/市川雷蔵、久我美子、木暮実千代、林 成年
溝口健二監督は、『楊貴妃』とこの『新・平家物語』の2本のカラー作品を手がけた。貴族に代わって武士が力を持ち始めた時代、市川雷蔵演じる平清盛は、若き実力者として名を挙げていく。比叡山の僧兵と争うなか、清盛が神輿に向けて放った矢は、武士の時代の到来を告げた…。
@10:30〜 A14:00〜 B18:00〜
鑑賞料/大人500円・シニア(65歳以上)250円・こども無料