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 市川崑監督(1915−2008)は、アニメーションの分野で映画人としてのキャリアをスタートさせ、戦後間もなく劇映画の監督としてデビューします。喜劇の名手として注目を集めた後、文芸映画で巨匠としての地位を確立し、常に日本映画の第一線でメガフォンをとり続けました。 旺盛な実験精神、才気あふれる映像表現、シニカルな人間描写によって数々の秀作、話題作を生み出した市川崑監督。その軌跡を、2カ月にわたる特集で振り返ります。今月は、海外でも高い評価を得た『ビルマの竪琴』、映画化が難しいと思われた原作に挑んだ『炎上』や『野火』、家族の葛藤と愛情を切ないまでに描いた『おとうと』、独自の視点からオリンピックを捉えた『東京オリンピック』などを上映します。多くの皆様のご来場をお待ちしています。
  • ※今月の上映作品には、映像・音声が良好ではないものがあります。
  • ※当日の上映分数は、ここに掲載したものと多少異なる場合があります。

     

  2月16日(金)

 1958(昭和33)年 大映(京都) 99分 モノクロ 35o

 監督/市川 崑 

 出演/市川雷蔵、中村鴈治郎、仲代達矢、新珠三千代

 1950年に起きた金閣寺焼失事件。この事件を題材に、金閣寺に象徴される理想の美と主人公との葛藤を描いた、三島由紀夫の小説『金閣寺』の映画化。市川崑監督は、主人公の孤独感や彼をとりまく人間関係に焦点を合わせて描く。
  • @10:30〜 A14:00〜 B18:30〜
  • 鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料

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