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集英社新刊紹介より


遂に登場!!横尾忠則氏による表紙絵

RAIZO FAN-Netのみんなへ誰よりも早くお届けします!!

雷蔵のあとに雷蔵なし。永遠の光芒を残し、37歳でこの世を去った名優の生涯! 

(↑カコミ、キャッチ・・・ということはこの文句が、帯や新聞の新刊案内の欄を真っ先に飾るのです!!)

タイトル 「雷蔵好み」−らいぞう ごのみ−
著者 村松友視(ほんとうは「視」でなく、「示」ヘンに「見」なのですが・・・字体がありません)
発売日 2002年11月26日
定価 1680円/本体1600円
体裁 四六判ハードカバー/256ページ
発行 ホーム社
発売 集英社

〈本書の特色〉
1969年、「アポロ月面着陸」の日にこの世を去った市川雷蔵。だが、その鮮烈な個性はいまだに多くのファンに支えられ、「RAIZOブーム」をよびおこし、上映会を通じて、若い層から海外にまで広がっている。本書は、彼の謎多き生涯を直木賞作家村松友視が精緻な筆でたどった作品。
装丁、画は、古くからの雷蔵ファンである現代美術の巨匠、横尾忠則氏
〈市川雷蔵〉
関西歌舞伎の名門、市川寿海の養子。54年に映画に転じ、「眠狂四郎」「忍びの者」などで、時代劇の人気スターとして活躍。58年「炎上」でブルーリボン男優主演賞、同作品でベネチア映画祭最優秀演技賞。152本の映画を残した。

〈著者の言葉〉
「雷蔵こそ、現代(いま)もっともいない役者であろうと思う。その謎は、解読しようとすると半分の謎が残り、それを判読しようとすれば四分の一が残るといった具合に永遠の旅を強いてくる奥行きがあった。それほどに雷蔵ワールドは魅力的であった」−あとがきより−

〈著者プロフィール〉
1940年、東京生まれ。慶応大学を卒業後、中央公論社の編集者をへて文筆活動に。82年「時代屋の女房」で、第87回直木賞受賞。97年、「鎌倉のおばさん」で第25回泉鏡花賞受賞。著書に、「私、プロレスの味方です」「夢の始末書」「作家装い」「上海ララバイ」「百合子さんは何色」「カミさんの悪口」「アブサン物語」「トニー谷、ざんす」「力道山がいた」「黒いはなびら」「男装の麗人」などがある。

〈本書の主な内容〉

第一章 雷蔵の出自
第二章 武智歌舞伎
第三章 養子縁組
第四章 市川雷蔵の誕生
第五章 歌舞伎から映画へ
第六章 現場における雷蔵
第七章 トップスターの座
第八章 全盛期の大映京都
第九章 雷蔵まんだら
第十章 煩悶
第十一章 狂四郎遊び
第十二章 不吉なかげり
エピローグ

(この「雷蔵好み」は英語で言うと一種のバイオグラフィーですね。小説家が書いた人物ノンフィクションとでもいえるのではないでしょうか。談:担当者