京都市

 

 

八坂神社

祇園

 京都の代表的な繁華街及び歓楽街。八坂神社(江戸時代までは祇園社)の門前町として鴨川から東大路通・八坂神社までの四条通沿いに発展した。京都有数の花街(舞妓がいることでも有名)であり、南座という歌舞伎劇場もある。

 現在は茶屋、料亭のほかにバーも多く、昔のおもかげは薄らいだが、格子戸の続く家並みには往時の風雅と格調がしのばれる。北部の新橋通から白川沿いの地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定、南部の花見小路を挟む一帯は京都市の歴史的景観保全修景地区に指定され、伝統ある町並みの保護と活用が進んでいる。(Wikipediaより)


 

 

 白川南通には、「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と祇園を読んだ歌人・吉井勇の歌碑があります。祇園と聞けば、この辺りの風景を思い浮かべる人が多いと思います。

 

白川南通

 大和大路(縄手通)から辰己大明神までの短い距離を結ぶ道。白川と調和した町並みが素晴らしい。また、ここは桜の名所でもあり、春、桜が満開の頃訪れると息を呑むような美しさに目も眩む思いがする。夜桜も美しいが、朝誰もいない頃、朝日に輝く桜を見に来ると、花を独り占めにしたような贅沢な気分に浸れる。
 
 『若親分』で父の仇を討った武は、亡き父が大のひいきにしていた桃中軒雲右衛門を招いて追善興行をうつことになる。

 南条組の若手たちが勢いよく走りながら、興行のポスターを貼ってまわるのは白川南通から切り通し。

     

 

 巽橋から巽大明神あたりは京情緒がたっぷりで、テレビのロケが頻繁に行なわれています。サスペンスドラマでよくご覧になっているはずです。

 

巽橋

 切り通しが白川と交わるところに掛かる橋。低い木の欄干が小さな橋と調和してなんとも雅やかな姿である。祇園の中でも最も絵になりやすい場所であり、撮影ポイントとしてもお勧め。

 

 
 『歌ごよみお夏清十郎』では、一緒に宮参りに行こうと清十郎を誘うが、仕事のために断られ、機嫌を悪くしたお夏が勘十郎をお供に宮参りに行く場面。

 すれ違った二人連れが「おや、今日はお供が違うようだ」「うん、やっぱり清十郎でないと絵草紙にならんわ」とつぶやく・・・

     

 南条組の若手たちは、怒涛の勢いで巽橋を渡る。(『若親分』

  


 

巽大明神

 巽橋のすぐ近くにあるこの神社は、辰己稲荷と紹介されることもあるように稲荷社と思われ勝ちだが、実は狸を祭神として祀っている。昔、巽橋にいたずらな狸が棲んでおり、橋を渡る人を化かしては川の中を歩かせていた。難儀した人々はこの狸の為に祠を建て神様として祀ったところ、いたずらは止んだという。今では芸事の神様として祇園の舞妓達の信仰を集めている。

 

 元気に走り回る南条組若手たちの後ろは巽大明神

 

 

切り通し