初春の 初子 (はつね)の今日の玉箒(たまばはき) 手に取るからに 揺らく玉の緒　大伴家持　

　東奔西走、雷蔵出演映画をスクリーンでみるために去年もあちこち出かけました。そして、いろんな人と出逢い、貴重な時間を共有できました。それは、市川雷蔵という人と遭遇したから。ほんとうに稀な邂逅だったといえます。あの時、TVのチャンネルを別の番組に合わせていたら・・・と思いつつ、でも多分遅かれ早かれ、出逢っていただろうとも思います。何しろ、出逢うべくして出逢ったのです市川雷蔵という人に、でなければこんなに長い間「市川雷蔵が好きだ！」なんて言ってられませんよ。

　36年前は、今のようにお手軽に映画がビデオやDVDで見られるなんて考えられませんでした。福岡に住む中学生は｢TVガイド｣で放映を探し、ノートに記録し、カセットテープに放映を録音し、TV画面にカメラを向け、図書館で新聞の縮刷版でその名を見つけては一喜一憂し、古本屋で｢侍・市川雷蔵 その人と芸｣を手にしたときは本当に嬉しかった！それは出逢いから2年半の月日が流れていました。スクリーンで見たのもその頃でした。あ〜あ！隔世の感があります。長生きしてよかった！（苦笑）

　さて、今年はどこで誰に出逢えるのでしょうか？四国遍路も今年中に結願が出来そう。八十八ヶ所霊場は宗派も形式も超えた自由意志の世界、兎に角八十八ヶ所を巡り終わったら何かがGetできるかもと思っています。

01/01/2007