大映の社風とはなんぞや
C 後援会の集いの時、少なくとも大映のトップスターの集いなのに、宣伝のために連れて来るスターは困りますよ。むしろ、雷蔵さんが宣伝してあげている様なものでしょ。会社も集いに対してもう少し真剣に力を入れていいと思います。花籠一つ出したからそれでいいというものではないでしょうにね。(苦笑)
A 大映の宣伝は下手でいやになります。
D 私もたしかにそう思います。
C 集いに山本さんをつれて来たからって損になるわけでもないでしょうに(やや無言)東映の場合ですと、テレビで見たんですが、すごいもんですよ。そうした催しに会社で力を入れてやっているんですね。
D 大映の社風がそうなんですか。(笑)
A まさかそうでもないでしょ。(笑)
C 会社の考え方が根本的に違うんでしょうね。その点、大映は淋しいもんですよ。会社の運営の方はどうだか知りませんけど。(笑)
A サービス精神にかけているんですね。
C 後援会というものを重要視していないんですね。年二回の事なんですけどね・・・。
D 沢山いろんな俳優さんが来てくらた方が、華やかで宣伝にもなりますよね。(笑)
A こんな事でいって申し訳ないんですが、東宝撮影所見学に行ったんですよ。とっても親切で、いろんな俳優さんとお話出来たりして庶民的でした。ですからかえっていいんですよ、第ですとそうさせまいとするからかえっていけないんですよね、きっと・・・。(笑)
C 大映社長も、あれだけの方ですから、商売的にソロバンを入れる事を考えるべきですね、そして、一人でも多く大映ファンを獲得すべきですよ。
司会 先日のテレビで、京都での館主大会の催しをみましたか?
C 見ました。いたれりつくせりですね。興行的に入り不入りは、たしかに館主の力があるでしょうが、けれど見に行くのは我々ファンなんですから、忘れては困りますよ。(笑) ああまでしてくれなくってもいいですから、せめて、見学に行ったり、質問したりしたらもう少し親切に誠意をもってやってくれるべきですね。
司会 だいぶ大映に対して苦言が出ましたが、会誌を作る時や、その他いろいろ御協力をして下さいます事を、お知らせしておきます。この辺で、満三才になった会誌「よ志哉」についてお話を・・・。
皆の読む会誌に
A 表紙の色が特殊なもので、センスがいいと思って感心しているんですよ。
D そう、創刊号を友人に見せてもらって、生地のままの雷蔵さんの写真を見て会に入る気になったくらいですから・・・。(笑)
B ファンの言葉がレベルが高すぎるため、投稿しようと思っている人が筆がたたないから出しにくいといわれておりましたが、どんな人にもわかる様なものでなければ真の「よ志哉」と云えない思いますが・・・。
D そうですね。むずかしくてわからないでいると、読むのが面倒になってはいけませんね。
A それが又、他にない様なものでいいんでしょうが、みんながよく読んでくれる様な会誌にして欲しいです。
D それから誤植をなくす様に・・・。