日時: 5月16日(金)〜開催

 

市川雷蔵映画祭 刹那の煌めき

37歳で世を去った銀幕のスター・市川雷蔵の映画デビュー70周年を記念した映画祭開催決定!


 市川雷蔵は、『羅生門』等で国際映画祭のグランプリを多数獲得した、映画会社・大映の看板俳優として一世を風靡した銀幕のスター。歌舞伎役者としての素養に裏打ちされた豊かな表現力と、幅広い役柄をリアルに具現化する高い演技力で、わずか15年間の映画俳優人生で、約160本の名作を残しました

 日本映画の成熟期といえる1950年代〜60年代の、大映のスタッフたちの高い技術力と卓越したセンスがつまった雷蔵の出演作品は、“極上の夢”のような輝きで、今も多くの映画ファンを魅了しています。今年春にはMoMA(ニューヨーク)、シネマテーク・フランセーズ(パリ)で出演作品が多数上映、絶賛されるなど、海外での評価もより高まっている「雷蔵映画」、必見です!

市川雷蔵プロフィール

 1931年8月29日、京都生まれ。生後間もなく市川九団次の養子となり、1946年に大阪歌舞伎座で市川莚蔵として初舞台を踏む。1951年市川寿海の養子となり、同年6月大阪歌舞伎座「白波五人男」で襲名披露、市川雷蔵を名乗る。

 1954年に大映入社、『花の白虎隊』で映画デビュー。時代劇から現代劇まで、多様な役柄をリアルに具現化する高い演技力と品格ある佇まい、美しい殺陣で一世を風靡。数多の映画賞を受賞し、映画スターとして確固たる地位を築いた。自身主宰の劇団による公演を企画するなどさらに活躍の場を広げようとしつつあったが、1969年7月17日、病により逝去。享年37歳。

 没後も「眠狂四郎」シリーズをはじめとした時代劇、『炎上』、『破戒』等の文芸作で多くのファンを魅了。90年代以降も定期的に国内で特集上映が実施されている。2024年春にはMoMA(ニューヨーク)で『剣』3部作が上映、シネマテーク・フランセーズ(パリ)での三隅研次監督特集でも雷蔵出演作が多数上映される等、海外での評価もより高まっている。

 

【上映作品】

花の白虎隊
(1954年/モノクロ/91分)

新・平家物語
(1955年/カラー/107分)

いろは囃子
(1955年/モノクロ/80分)

朱雀門
(1957年/カラー/100分)

源氏物語 浮舟
(1957年/カラー/118分)

炎上4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1958年/モノクロ/99分)

弁天小僧 
(1958年/カラー/86分)

お嬢吉三
(1959年/カラー/81分) 

薄桜記4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1959年/カラー/110分)

ぼんち
(1960年/カラー/105分)

切られ与三郎
(1960年/カラー/95分)

安珍と清姫
(1960年/カラー/85分)

大菩薩峠4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1960年/カラー/105分)

大菩薩峠 竜神の巻4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1960年/カラー/90分) 

濡れ髪牡丹
(1961年/カラー/90分)

好色一代男 
(1961年/カラー/92分)

大菩薩峠 完結篇4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1961年/カラー/98分)

新源氏物語4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1961年/カラー/102分)

女と三悪人
(1962年/カラー/103分)

婦系図
(1962年/カラー/99分)

斬る4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1962年/カラー/71分)

破戒
(1962年/モノクロ/118分)

忍びの者
(1962年/モノクロ/105分)

4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1964年/モノクロ/95分)

眠狂四郎勝負
(1964年/カラー/83分)

眠狂四郎炎情剣4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1965年/カラー/83分)

剣鬼4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1965年/カラー/83分)

眠狂四郎多情剣
(1966年/カラー/84分)

陸軍中野学校4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1966年/モノクロ/96分)

眠狂四郎無頼剣
(1966年/カラー/79分)

ある殺し屋
(1967年/カラー/82分)

眠狂四郎無頼控 魔性の肌
(1967年/カラー/88分)

華岡青洲の妻4Kデジタル修復版※当館は2K上映
(1967年/モノクロ/99分)

詳細判明次第UPします!!

〈上映スケジュール〉

スケジュール

【当日券】

【回数券 準備中】

【アクセス】

tel. 075-600-7890 uplink_kyoto@theatres.co.jp
〒604-8172 京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 地下1階