新春上映会

京都篇

京都市女性総合センター・ウイングス京都

明治末に建設された京都商工銀行の外壁を再利用した、素晴らしい建物

ビデオシアターでの上映会。田中徳三監督ご夫妻をゲストにお迎えしているのと、東京から参加のMemberのため、上映作品は「鯉名の銀平」「濡れ髪牡丹」+「保名」

午後1時開場から、時間にゆとりのMemberは先に近くの六角堂見物

ご存知「弁天小僧」のロケ地。清水元扮する閻魔の仁助が殊勝にも、お参りしていたのがココ。

ご利益あって、弁天小僧と出会えるのですが・・・

 

赤い鳥居の立ち並ぶ中の殺陣を撮ったのですが・・・もちろん軽業師なみの演技はスタント。演じるは宍戸大全氏。

(ちなみに、鳥居は撮影のために建てられました)

 

ロビーで時間待ちをしていると、昨日別れたばかりの東京からのMemberが、そして、九州から駆けつけたMemberも、ついつい大きな声で話してしまう・・・隣に図書館があるのにね。ウイングスのみなさんにご迷惑をかけたかも・・・スイマセン。m(_ _)m

参加者はほぼ定員に近く、30名を越えたくらい。まず、型通りにみわの挨拶でスタート。

昨日も泣かされ、今日もまた・・・

「命をかけて想った女に、惚れたともらさぬ男の意地が、冴えて最後のなぐりこみ!」(きゃ〜!!日本一のイイ男)

鯉名の銀平の晴れ姿は、縄を打たれ引かれていくのだけれど、その目に光る涙が男の純情と意地を示しています。(タイトル「雪の渡り鳥」の長谷川一夫主演作では、縄打たれるシーンはないそうです)このシーンは、田中監督がどうしてもというので撮ったそうですが、銀平の心持、捕り方の侍の心持(決して銀平をただのやくざとして見ていない)、お市・卯之吉の心持、それを感じる観客の心持、みんなの心持がひとつになって涙、涙のラストシーンです。

前半の堅気の銀平、後半のやくざの銀平、その演じわけの妙。

お市とそっくりな夜鷹のおきくに金を与えて、「せめて今夜だけは客を取らずに一人で寝てくれ・・・体労わるんだぜ」(ここでも、もちろんウルウル)

股旅物の主人公は、短気で威勢がよく、すぐに切った張ったの揉め事に巻き込まれるやくざであるが、頼まれたことは何がなんでも果たす。やくざな男だが、義理と人情に厚いという男らしい男でもある。そして、欠かせないことは旅に生き、旅に果てる覚悟の旅人でもあった。

次の「濡れ髪牡丹」は一転、爆笑の嵐を呼ぶ これまた、大好きな映画。

何せ名前がイイ!八八の瓢太郎だもの、昨日お会いした小林勝彦さんの若いこと、かわいい弟「ねぇ、ねぇ、ねえちゃんよう・・・」だものね。それに、またまた悪役阿部徹さん。とぼけた大辻伺郎さんにもまた会える。

珍しいロケスナップ、大辻伺郎と

それに、この映画もラストシーンが傑作!!料理教室で鱧の骨切り指導。田中監督が、美術の内藤昭さんと相談で付け加えたシーン。会社はいらないからカットしろというのを強引に二人で残したそうで、もう名シーンの一つに数えなくちゃ。

舞踊「保名」にも満足、映画を撮った監督から直にお話が伺え、最高でした。

でも、田中監督の「映画を見ていると、三十数年の時が一瞬にしてなくなり、映画が終った後、雷ちゃんがそのドアから顔をだすような気がして仕方がなかった。」「雷ちゃんは水に映った月のようで、とらえようと手をのばすと消えてしまう。」なんて切ない。でもまさしく、みんなの気持ちを代弁していただいたお言葉でした。

**映画に夢中で、全く気がつかなかったのですが、「みなみ会館」の運営をしているRCSの佐藤さんが来てくださっていたのです。後日お会いして、7月の雷蔵映画上映をしっかりお願いしてきました。**

*京都の会場は、東京のそれよりスクリーンが小さかったのですが、全く映画館スタイルなので、充分雷蔵さんを堪能できました。**

**東京から参加のMemberのほとんどが、上映会のみ参加の予定だったのですが・・・田中監督ご夫妻とこのまま別れられないということで、「今からでも、参加OKですか・・・?」と恐る恐る申し出る方が続出!!「大丈夫!天喜さんなら、何人増えても問題なし!」と胸をたたいて応じるみわでした(この自信の種明かしはあとで・・・)**

**ウイングスの予約、打合せ等々で京雀さんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございます。その上、お仕事の関係上どうしても上映会に参加できず、申し訳なくて、とても残念だったのですが・・・でも新年会では?**