八幡市

京都府八幡市

八幡市観光協会作製の「流れ橋」テレフォンカード

　木津川に架かる八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋を通称「流れ橋」という。全長約356.5ｍあり現存する最長級の木橋で、昭和26年に架けられた。当時永久橋を架ける予算がなく、かといって普通の木造橋では増水の度に流されてしまう。そこで水の流れに逆らわない構造の橋が架けられた。

　つまり、木津川が増水して橋板まで水に浸かると橋板が自然に浮かび、八つに分割してワイヤーで繋がれた橋板が吹き流しのように流れる。まさしく「流れ橋」である。その上、水が引けばワイヤーを引っ張り橋板をたぐり寄せ元にもどすことができる。

　この付近一帯は木津川の砂地の河原が広がり、コンクリート護岸や電柱もなく、橋をバックに時代劇のロケーションにもってこいの場所でたびたび利用されている。時代劇通にはおなじみの橋でもあるが、休日には家族連れや、若者のグループがバーベキューを楽しむなど、四季を問わず市民の憩いの場となっている。

この流れ橋が『眠狂四郎女妖剣』に登場。

もちろん、狂四郎が橋を渡るのだが・・・一人ではない？

どこからともなくあらわれた仔犬が、橋を行く狂四郎についてくる

その足下にじゃれつきながら、前になり後になり共に橋を渡る・・・

あぁ〜仔犬になりたいと思うのは・・・私一人だろうか？

しかし、狂四郎はひとり孤独に歩を運ぶのであった・・・

ちなみに訪れた日の流れ橋は工事中で渡れなかった！！↓の写真を撮るのみ

「流れ橋」は八幡市駅から<京阪宇治交通>浜上津屋下車北へ徒歩5分のところにある。