京都市

 

 京都市中京区二条通堀川西入二条城町にある江戸時代の平城、それが二条城です。京都観光の定番コースにも入っているので、修学旅行等でご存知の方も多いでしょう。二の丸御殿の大広間では、、第15代将軍・徳川慶喜が、諸大名を前に大政奉還を発表しました。このように重要な歴史の場面を見守ってきた城なのです。


 

 二条城は、慶長8年(1603年)、徳川将軍家康が、京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として造営し、3代将軍家光により、伏見城の遺構を移すなどして、寛永3年(1626年)に完成したものです。
 豊臣秀吉の残した文禄年間の遺構と家康が建てた慶長年間の建築と家光がつくらせた絵画・彫刻などが総合されて、いわゆる桃山時代様式の全貌を垣間見ることができます。
 徳川家の栄枯盛衰のみならず、日本の歴史の移り変わりを見守ってきた城です。
(公式サイトより)

 

 二の丸の中心になる建物が二の丸御殿です。東大手門から入ると右斜め前方にある建物です。塀で囲まれた二の丸御殿に入るには、塀の南側にある唐門から入ることになります。正面には二の丸御殿の玄関にあたる、車寄が見えます。この車寄を見れば、いくつかの映画で江戸城になったことがすぐ思い浮かぶはずです。

 二の丸御殿の玄関、車寄が唐門から目に入ります。かなり豪華な装飾がされていて、欄間に施されている彫刻は、表と裏では柄が違います。

 表の彫刻には、鸞鳥が5羽、松、ボタンが彫られていて、上の部分には雲がたなびき、下の部分には笹が生い茂っている様を表しています。

 屋根の部分は桧皮ぶきになっていて、床は四半敷きで牛車で直接中に入れるようになっています。

 
 『薄桜記』 松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野之介に刃傷に及び、「お出あい召され」と騒ぎがおこる・・・その場面の背景に

 

 

 二条城で友達同士が喧嘩をしているのを止めに入る場面が初のクランイン。雷蔵にとっても思い出深い作品(『花の白虎隊』)であろう。

 

二条城大手門

 
『眠狂四郎 勝負』 勘定奉行朝比奈の登城場面

 

二条城 東南隅櫓

 
『眠狂四郎 勝負』 朝比奈の登城を見送り、海老名良範と出会う場面

 

 秋になると『二条城お城まつり』が開催されます。例年9月末から11月の末頃まで行われており、期間中様々な催し物が開催されます。今年は、2009.09.19(土)〜11.23(月・祝)、期間中には普段見る事のできない、清流園の特別公開があり、そのほかには鷹術の実演、菊花展、人力車に乗っての場内ガイド、第55回市民大茶会、展示・収蔵館第3期展示事業、映像で見る二条城、二条城庭園めぐり、二条城建物めぐり、京の老舗名産品展などなど。公式サイトはここをクリック