幕が 上ると、正面に芥川さん、右側に雷蔵さん、小林勝彦さん、三田村元さん、三宅川和子さんのチーム。左側に町田博子さん、近藤美恵子さん、弓恵子さん、浜田ゆう子さんのチームとの対戦のジェスチャー・クイズです。このジェスチャーになると、爆笑に次ぐ爆笑で、場内に笑いの渦になるのも、この日一の呼びものです。

 夜の部は男性軍、雷蔵さん、小林勝彦さん、田宮二郎さん、野口啓二さん、三田村元さん。女性軍、岸正子さん、近藤美恵子さん、浜田ゆう子さん、三宅川和子さん、弓恵子さんとの対戦です。ここで雷蔵さんのおやりになった質問を発表しておきましょう。

 昼の部:「ロケットに乗って月に着いて、兎からお餅を貰って食べて喉につかえて目を白黒させている男」で、喉に餅がつかえて目を白黒させる所では、目を大きくひらいて、くるくる動かしての大熱演。

 夜の部:「カミナリ族がはげしいので向こう側に渡れず、歩道を出たり入ったりしているおばあさん」(長野グループよし哉会出題)

 このほかスターさん達も、童心?にかえって熱演。珍芸で楽しい一刻を過しました。その笑いがおさまらないうちに映画です。昼の部『炎上』、夜の部『弁天小僧』、共に雷蔵さんの代表作であるだけに、その芸に魅了された感一入です。