九月二十五日発会式開催

雷蔵さんを囲み 和気あいあいの内に盛会に終了

 
右より

矢島ひろ子さん、藤田佳子さん、市川雷蔵さん、八潮悠子さん、市川和子さん

 早朝より晴天に恵まれ、遠くに花火の音を聞き幸先のよい当日を迎へました。会場には早くから遠く青森、新潟、仙台、静岡から駆けつけた熱心な会員諸嬢が長蛇の列を作り役員が整理に大暑・・・。
 多数の来賓、会員諸嬢、約五百名を迎へ一時三十分より万来の拍手のもと発会式項目の第一部に入り幹事林松江さんの開会亜の辞(兼司会)に始まり、役員紹介もすみ、待望の雷蔵さんの挨拶に移りました。
 

挨拶する雷蔵さん

 ユーモアを多量に盛り会員の皆さんにお逢いできた喜びを語り、春・秋の二度皆さんと親しく語合う集いを持ちたい。来春はつたないながら舞踊をお目にかけましょう・・・と約束されました。(誕生日の三面鏡、座布団のお礼を申されましたので出席できなかった方のためにここに記します)

 続いてスターの祝辞、親友勝新太郎さんのお祝辞、今後一生懸命頑張ろうと力強い御挨拶。次に矢島ひろ子さん、市川和子さんの祝辞、(ここで各方面、中部雷蔵会、会員の方々の祝電が続々到着、勝さんが読んで下さる)来賓では漫画家富田映三氏歌舞伎界の市川新之助氏(五代目)、大映本社宣伝部長(当日はあいにく二日続きの休日で重役の皆様は御用事のため出席できませんでした)新聞社、雑誌社等の皆様の祝辞をいただきました。

 続いて記念品、花束贈呈に移り、“○ず会”(1字欠損)より記念品として置時計と楠玉、大映宣伝部より記念品を贈呈いたしました。根上淳さん、若尾文子さん、大阪寿会可美なり会の各後援会、平凡、明星、近代映画、映画ファン、小説サロンの各雑誌社、会員多数の花束記念品に埋まって雷蔵さんは嬉しそう。第一部は全部終了。第二部に移りました。