中央に並木のある分離帯をはさんで、幅25米の道路が山を越えてうなりながら天と地の堺に消えていく。

速度計が120キロを越えた。風がうなって後ろへ吹きぬけていく・・・

そんな夢の道路の見本が京都山科に誕生しました。

さっそく試しにひとはしり、調子は上々です。

 

 日本で初めての高速道路が登場したのは昭和36年(1961年)、「京都山科」の僅かな延長区間の対向2車線の4車線道路であった。この区間は、今日の名神高速道路の一部となり、中央分離帯の植栽に隠れるように高速道路起工地点を標した小さな石の碑が置かれている。