(スポーツ報知 07/03/55) 

 これはその「東京の裏」の場面で現代のジャンジャン横丁をそのまま王朝時代へ移したようなもの。干魚、古着、クツ売りなどいろんな店が並び、泥棒市もあれば、辻バクチもある。汚なげな扮装をした庶民風の男女や子供がウヨウヨ。

 遠く塔が見えるが、全景は京都市内の本法寺境内(『雨月物語』の森雅之が陶器を売る場面で一度使ったことがある)でロケーションをする予定。

 場面は、物語のはじめの方で、西海の海賊を平定して帰って来た平忠盛(大矢市次郎)が朝廷の恩賞もなく、郎党たちを慰めるべく馬を売りに息子の清盛を東市へやる。そこで清盛が平時忠(林成年)や朱鼻の伴卜(進藤英太郎)らと会う場面である。

 みわ註:映画やドラマの舞台となり、いまや全国区の観光名所になった通天閣。そのお膝元に広がる新世界の一角、地下鉄動物園前駅から通天閣まで南北約180mにわたる南陽通商店街は、通称「ジャンジャン横丁」と呼ばれる。

 戦後、店々から呼び込みのための三味線や太鼓の音がジャンジャンと響いていたことからその名がついたといわれるこのアーケードの左右には、「ソース二度漬けお断り」の串カツ屋をはじめ、焼き肉、食堂、寿司、うどん、立ち呑み居酒屋など庶民派の店がずらり。名棋士・坂田三吉を生んだ土地柄らしく、囲碁や将棋クラブも盛況で、ガラス越しに観戦するのも楽しい。

 

 

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