左から、貧乏公卿の息子藤原時忠(林成年) 時忠の姉のちの清盛夫人となる時子(久我美子) 清盛の母泰子(木暮実千代) 平家の天下をきずく清盛(市川雷蔵)

 

 叡山の法師達にたちむかった清盛は、得意の矢で、神輿を射抜いてしまう。その豪胆な表情

 虚栄にあこがれる母を鎮める清盛の眼は悲痛である。とめる時子の瞳も涙にうるんでいた。