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新東宝は、若山富三郎、高島忠夫、筑紫あけみ、久保菜穂子である。
若山は長唄の師匠で、大映の勝新太郎の実兄である。大谷友右衛門一人に頼っている新東宝時代劇で、大いに売りだそうというわけである。
高島忠夫は、新東宝の第一回ニュー・フェイスとして二十六年に入社し、『恋の応援団長』でデビュー以来、新東宝の若手陣のホープとして大いに力を入れられていたが、今年は鶴田浩二級にしようと、会社の意気ごみも非常なものがある。学生時代アルバイトでジャズ楽団をつくり、ドラムをたたいていたのが幸いして、歌も歌え、楽器も扱えるので重宝がられている。
筑紫あけみは、二十七年の第二回ニュー・フェイスとして入社。二十九年『花と波濤』にデビューしてから、堅実に地歩を固め、新東宝新人群中もっとも期待されている。
久保菜穂子は、高島と同期入社。現代劇、時代劇に活躍してきた。一般受けする顔立ちではないが、演技女優としての地歩を固めていけば伸びるだろう。 |