ぬばたまの 黒髪濡れて泡雪の 降るにや来ます 幾許(ここだ)恋ふれば  読み人知らず

 

第54・55・56

延命寺・南光坊・泰山寺

おまけ:「ニ條ふじ田」如月膳(12,000円なり)

下段・バレンタインデー菓子(左・恋文/右・真心)

 


第十八日

伊予の国

 

 

発心

来し方行く末を見つめて、夢を叶えたい

日時

2007年02月10日(土)

辿りつき状況

 
 今日は、日帰りだ。今治駅前からバスで阿方まで、ここから三つの札所を歩いて巡る。計10km、約2時間半くらい歩くことになる。

 京都駅7:42発のひかりに乗り、11:31に今治着。バスに乗って最初の54番延命寺(えんめいじ)に着いたのはちょうどお昼。四国のここら辺りでは懐かしい正午を知らせるサイレンが鳴る。日本だなぁ〜としみじみ思う。お天気も上々、但し、歩きだと方向音痴に超がつく当方としては、間違えずにたどり着くことが肝心だ。ほんと、地図が読めない。勘が働かない。用心して、しつこいくらい道行く人に聞きまくる・・・が、嘘(悪気はないと信じるが・・・)を教えられたこともある。

 55番南光坊(なんこうぼう)へは、駅を越すとすぐ。市街地にある札所。歩きといっても市街地や田んぼの中に点在する札所は、平坦な舗装路のため、かなり楽チン。それに、恐怖でめまいを(苦笑)起しそうな階段もないし・・・10kmといってもスイスイ行ける。(ホンマかいな?)

 住宅地を抜け、196号線を越えると田んぼが広がる。56番泰山寺(たいざんじ)を目指す。“泰”という字に雷蔵さんの座右の銘「失意泰然、得意冷然」を思い出す。どこに居ても、どこに行っても市川雷蔵だ。納札所に看板犬がいた。きれいにカットされたマルチーズだが、全くお愛想なし。カメラを向けても、横を向くばかり・・・ちゃ〜んと撮らせてくれない。かわいいから許しちゃうけどね。ここで、14:53の電車の乗れるか尋ねてみたら「若いし、元気でしょ。充分間に合います」と“太鼓判”を押された。今晩は京都で懐石を食べるのだ!おしゃれする時間も考えて、なるべく早く京都へ戻らなければ・・・。

 「ニ條ふじ田」で如月の懐石膳なのだ!これぞ冬ということで、てっさ、伊勢海老、お椀はすっぽんでありました。ほかに・・・なんと!大好きなからすみまで出てきた!これぞ!ニッポン。この値段で大満足でした。

 そして感激したのはデザートととして出てきた「ニ條 若狭屋」の和菓子。14日のバレンタインデーに合わせて、「恋文」「真心」。和菓子も進化している。

制覇:59札所 残り:29札所

 

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