ぬばたまの 黒髪濡れて泡雪の 降るにや来ます 幾許(ここだ)恋ふれば  読み人知らず

 

 

 

 

第46・47・48・49・52

浄瑠璃寺・八坂寺・西林寺・浄土寺・太山寺

 

 

 


第二十一日

伊予の国

 

 

発心

来し方行く末を見つめて、夢を叶えたい

日時

2007年02月15日(木)

辿りつき状況

 
  今回の遍路は今日でおしまい。おしまいに相応しく、今日は歩き中心。約10kmの予定。

 まずは、松山市駅バスセンターから浄瑠璃寺行きのバスに乗る。通勤時間帯ということで、多くの中高校生であふれんばかり。もっとも当方の乗るバスは無関係らしく、三分の一くらいの乗車率で発車した。

 今回で一番の晴天に恵まれた上に、本当に二月とは思えないくらい温かい!紅梅も白梅も花盛り。足摺で椿が散ってしまっていたのも頷ける。

 郊外の住宅地の中を通る幹線道路沿いをひたすら歩く。アスファルト舗装のため、足許の危ない遍路道を歩くのとは雲泥の差だ。アップダウンもないし、排気ガスをがまんすれば、上々吉というところか。

 46番浄瑠璃寺(じょうるりじ)から49番浄土寺(じょうどじ)までを午前中で制覇。JR松山駅に戻り、バスで52番太山寺(たいざんじ)へ向う。午前中の楽チンさに比べここは手ごわかった。寺は瀧雲山の中腹にあり、山門からは杉の大樹が並び、登り坂の参道に本坊や、遍路宿の面影をとどめる民家があり、急な石段を登り仁王門を入るとやっと本堂だった。僧形の若者が熱心に経を唱えていた。修行中の身なのだろう。

 瀬戸内海に沈む夕日が美しく、車窓からシャッターを押した。瀬戸内の多島美が実感された。

制覇:69札所 残り:19札所

 

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