山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく  高市皇子

 

 

第57〜59・61

永福寺・仙遊寺・国分寺・香園寺

 

 

 


第二十ニ日

伊予の国

 

 

発心

来し方行く末を見つめて、夢を叶えたい

日時

2007年05月15日(火)

辿りつき状況

 
  前日は北海道にいたなんて、全く信じられないが兎に角、遍路のスタート!しかし、小さな日本列島とはいえ、狭くなったものだ。

 今治に荷物を預け、バスに乗りこみ木須木で降りる。しかし、難読地名ばかり。たんぼ道を歩き57番永福寺(えいふくじ)に到着。本堂回廊には昭和八年に奉納されたイザリ車と松葉杖がある。こんな車に15歳の少年が乗り、おぼつかないながらお四国参りをしてこの寺で歩けるようになったわけだ。昭和一桁など本当に遠い昔だが・・・1933年頃の日本は本当に貧しかったのだろう。

 遍路道を歩いて58番仙遊寺(せんゆうじ)へ向う。名犬が発狂して飛び込んだ犬塚池より石門を入ると急な坂道になり(ま、寺にはお決まりだが)立派な仁王門をくぐり、到着。仙人が遊ぶ寺というのだから、昔はかなりの難所だったはず。今は自動車道があり、遍路道といってもそれに添うようにあるので、ラクである。

 次の59番国分寺(こくぶんじ)へも遍路道を辿る・・・ところが!突然蛇が飛び出してくる。それこそ藪から棒に飛び出した!別に藪をつついて蛇を出したわけではない。(何か分けわかんなくなる・・・苦笑)あ〜あ、びっくりした。実は道を尋ねた地元のおじさんに、少々距離は長くなるけど、舗装された道を行ったほうがイイとアドバイスされたばかり。歩くなら、やっぱり遍路道でしょうと遍路道をとったのだが、これから藪から蛇の時期、考えを変えねば。ここで、門前のお土産屋さんからアイスクリームのお接待。しばしお話しをして、記念のタオルまでいただく、ミシン刺繍で書いていただいた文字は「飄逸」。ここから、20分ほど歩いてJR桜井の駅へ。電車で61番香園寺(こうおんじ)の最寄り駅伊予小松へ向う。

 香園寺はお寺というより、立派な聖堂という感じ。お四国の札所というのは本当に様々な寺がある。見た目も場所も、ほんとうに種々の寺寺。だから、何の予備知識もなく、訪ねるのは楽しい。でも、蛇はご免だ。毒の無い蛇だったのだろうか?何だか気になってきた。おかげさまで天候にも恵まれ、睡眠不足もものともせず!本日は4ヶ所廻われた。

制覇:73札所 残り:15札所

 

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