別るるや 夢ひとすじの天の川 夏目漱石 

 

第18・20

恩山寺・鶴林寺

 

 

 


第二十五日

阿波の国

 

 

発心

来し方行く末を見つめて、夢を叶えたい

日時

2007年07月18日(水)

辿りつき状況

 ちょうど二ヶ月ぶりにお遍路を再開する。乗り慣れた(?)“ムーンライトながら”で23:18に品川を出て、名古屋着は翌日の6:07。三泊四日の予定が、二泊三日となり、無理せず五ヶ所行ければOKなのだが・・・。

 初めてのお遍路+JRパスを縦横に使ってということで、駅から至近の札所を巡りはじめたおかげで、手ごわい札所や遠くもないのに、なぜか行きそびれてしまった札所が点々と残っているのが現況。おかげで、順打ちならとうの昔に終っているはずの、阿波の札所が何と!10・11・12・18・20・・・と五ヶ所も残ってしまっている、しかも、この中には難所中の難所!“遍路ころがし”の異名をとる12番焼山寺(しょうざんじ)がある。今回はこの五ヶ所を終え、来月末にめでたく結願を迎えようと計画しているのだが・・・果たしてそううまくいくのだろうか?

 徳島駅からバスで18番恩山寺(おんざんじ)前へ、ここから徒歩で15分だから、ほ〜んと軽いもんだ。さっさと詣でて、次へ・・・ところが、最初からうまくいくと・・・次は困ったに、接続のバスも悪く・・・どうしたものかと考え込む・・・ところが、僥倖、同好の士にJR中田(ちゅうでん)駅で出会い、思い切ってタクシーに乗り20番鶴林寺(かくりんじ)に向う。運転手さんは4400円で寺の前まで行くと請合ってくれたが・・・メーターは4400円を越えた!しばらくして気がついた運転手さんは、あっさりとメーターを止めて「約束した金額を越えてしまった。申し訳ないが、4770円は払ってほしい」それから、5分以上たって鶴林寺に到着。いずれにしても、田舎のタクシーの運転手らしいなぁ〜。

 鶴林寺という名の通り、山門にも本堂にも番の鶴がいる。なかなか立派なもんだ。この寺で道連れになった女性は福井県武生から来たとか・・・足の手術をしてそのリハビリをかねての遍路。当方と違って、まだスタートしたばかり、もっとも20番というのだから、順打ちの人なら、スタート三日目、四日目というところだろう。下山は歩き、遍路道を行く当方とは別行動。舗装道路を歩くというので、しばしお別れ、バス停でお会いしましょうと言って、30分後、車に乗った彼女に拾って貰う。山道を歩きとおす自信のない彼女は、車で巡る人に拾って貰ったらしい。定年を迎え、将来は先達(遍路を5回以上巡ると有資格者に)になりたいと遍路をスタートさせたばかりだそうだ。遍路初心者にばかり巡り会う。何しろ25日目、ベテランの域に達したのか・・・(笑)

 いずれにしても明日は、焼山寺!!遍路ころがしだ!晴れなくてもイイから、雨だけは降らないように天に祈る。今日も、夕方からは雨だった。

制覇:80札所 残り:8札所

 

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