金田 一敦子
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(きんだいち
あつこ) |
1939年4月26日〜 |
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『若き日の信長』 |
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くっきりとした目鼻立ち。気位の高い令嬢役を演じたら、ぴったりときまる人であった。本人もなかなかの名門で、言語学者としても有名な金田一京助博士の血を引き、日本女子大付属高校の出身である。57年、叔母にあたる三宅邦子のすすめで、大映第10期のニューフェイスに応募、合格。同期に叶順子、田宮次郎がいた。
翌58年『健太と黒帯先生』でデビュー。その後『春高楼の花の宴』『猫は知っていた』『貴族の階段』等に出演、気品あふれる美貌と容姿で売り出していったが、映画産業が次第にセックスと暴力に傾いていくにつれ、お嬢さん女優の彼女には、ついていけなくなったのであろう。出演本数も減り、やがて中堅スターの座をすて、芸能界から去っていった。
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